MODE Cloudでは、Projectがユーザーや設定を管理する最上位の管理単位となります。可能であれば、開発用環境用、テスト環境用、本番用環境などの用途に合わせてProjectを分離するべきですが、有償の追加契約が必要となります。ProfessionalとEnterpriseプランには複数プロジェクトの利用権が含まれます。MODE担当者にご確認ください。


ここでは開発用のHome(グループ)を作ることで簡易的にユーザーやデータを分けて管理する方法を示します。この場合、プロジェクトAPIキーを使った操作を誤ると、他のHome(グループ)のユーザーやデータを削除してしまう危険性があります。ここに示す方法はあくまでも簡易的な方法とお考えください。


テスト用Home(グループ)の作成

MODE Mobility Cloud (https://mc-eval.modeapps.cloud/login)にログインしてください。アカウントをお持ちでない場合、管理者に連絡し、Mobility Cloud のオペレーター一覧画面からアカウントを追加するよう依頼してください。


最初に、グループの一覧から登録済みのグループを選択し、そのアカウントで既存のデータが見られることを確認してください。その後、グループの一覧画面に戻り、右上の追加ボタンをクリックしてください。



名称、緯度、経度を入力して、保存してください。



保存してグループの一覧の中にグループが追加されていることを確認してください。追加したグループを一覧から選択して、空のホーム画面が表示されることを確認してください。



最後に、ブラウザのURLを確認して末尾の数字(HomeのID)をメモしてください。APIをよびだす際に必要となります。


例)

https://mc-eval.modeapps.cloud/homes/2227


テスト用Deviceの作成

外部のデバイス(スマホアプリも含む)からデータをアップロードする場合、予めそのデバイスをMODEのデバイスとして登録しておく必要があります。この作業をプロビジョニングと呼びます。ここでは、MODE Developer Consoleを使い手作業でデバイスを登録します。APIを使う方法についてはDevice Provisioningをご覧ください。


MODE Developer Console(https://console.tinkermode.com/console/login)にログインし、Devicesページを開いてください。


Device Classの追加(オプション)

Device Classは、デバイスをグループ管理するために利用します。Mobility Cloud のデフォルトでは “mobility_gateway” が登録されており、通常のゲートウェイがそこに登録されます。通常のゲートウェイと区別して管理ができるよう、新しいDevice Classを追加登録することをおすすめします。



New ボタンをクリックすると、新規に追加するための画面が表示されます。Class IDとDescriptionに、そのデバイスの種類を識別するための名前と説明を入力してください。


設定例)

Class ID

rpi3b_gateway

Raspberry Pi 3 Gateway

Raspberry Pi 3 gateway



入力後、Saveボタンをクリックし、追加されたことを確認してください。



Deviceの追加

Device Classの一覧からDevice Classを選択してください。



Instancesタブを選択してください。Device Listの右上にあるNewボタンをクリックしてください。




他のDeviceと区別するためのTagを入力し、Addをクリックしてください。



デバイスが追加されました。この画面に表示されたDevice IDとAPI Keyをメモしてください。これらは、MODE Cloudにデータを送信する際に利用します。



Mobility Cloud へのデバイスの登録

Appsの中にあるApp listから “webapp” を選択してください。



Launch Simulator ボタンをクリックし、App Simulator を起動してください。



App Simulatorに、Mobility Cloud のアカウントでログインしてください。



Homes から そのデバイスを利用するHome(テスト用のHome)を選択してください。



左のメニューにあるDevicesをクリックしてください。



Devicesの右上にあるNewをクリックしてください。



Claim codeを入力する画面が表示されます。



ここで、Claim codeを確認するため、App Simulatorのウィンドウはそのままにしておいて、Developer Cosoleのウィンドウに戻ります。


Developer Consoleから、Devices > Device Classes > Devices > Instances へ進み、デバイスの一覧を表示してください。先程追加したDeviceがあることを確認し、その行をクリックしてください。



Deviceの詳細画面が表示されます。画面の下の方にあるLaunch Simulator ボタンをクリックし、Device Simulatorを起動してください。



Device Simulatorの左下にあるClaim Codeをメモし、Claim Modeボタンをクリックしてください。



ここで、App Simulatorのウィンドウにもどり、メモをしたClaim Codeを入力し、Addボタンをクリックしてください。



デバイスが追加されたことを確認し、App SimulatorのウィンドウとDevice Simulatorのウィンドウを閉じてください。



テスト用アセットの作成

Mobility Cloud にログインし、テスト用Home(グループ)に、テスト用のアセットを追加してください。



名称には任意の名称を設定してください。デバイスIDには、テスト用に登録したDeviceのIDを選択してください。デバイスIDが表示されない場合、Mobility Cloud へのデバイスの登録を見直してください。現在のオペレーターには自分のアカウントのUser IDを指定してください。



保存をして一覧画面に戻り、アセットが追加されたことを確認してください。



一覧から、追加されたアセットを選択し、空の画面が表示されることを確認してください。




最後に、ブラウザのURLを確認して末尾の数字(Asset ID)をメモしてください。APIをよびだす際に必要となります。


例)



https://mc-eval.modeapps.cloud/homes/2227/assets/1