MODE Mobility Cloud (MC) は MODE が提供する領域特化型のサービスの一つであり、自動車や産業用車両といった移動体(モビリティ)からのデータ収集に特化したアプリケーションをSaaS型で提供しています。
また、ご提供するアプリケーションのソースコードは、お客さまとそのパートナー開発者への開示も行っております。お客さまが独自のアプリケーションを開発するための土台や参考実装としてご利用いただくことができます。
本書では、Mobility Cloudをカスタマイズしてご利用なさるお客さまの開発者向けに、データの登録やデータの参照に必要となる基本的な概念や操作について説明します。MODE Cloudのコンセプトや基本的な使い方、個々のAPIの詳細については、MODE Developer Central (https://dev.tinkermode.com/) をご確認ください。
システム構成概要
Mobility Cloud は、Web UIアプリケーションとMODE Cloud、ゲートウェイアプリケーションで構成されています。
MODE Mobility Cloud は、MODE プラットフォームの上で構築されています。ユーザーやデバイス、センサーデータなどの情報は全て MODE Cloud 上にて管理されます。MODE Cloud が提供するRESTful APIを利用することで、外部のサーバーやアプリケーションからデータを登録したり取得したりすることができます。
ゲートウェイはセンサーからデータを収集し、MODE Cloudにアップロードするためのアプリケーションです。MC UIアプリケーションは、MODE Cloudに収集されたデータを可視化するためのWebアプリケーションです。
MC UI アプリケーションとゲートウェイは互いに独立しています。MODEから提供する標準のゲートウェイを使う代わりにお客さまにて用意するデバイスとアプリケーションを使うことができます。また逆に、UIアプリケーションをお客さま側で開発して、ゲートウェイだけを利用することもできます。